*西ベンガルの吟遊詩人バウル*

エーテル

2009年12月09日 13:52



夕べ櫻島のムーンガラムマサラで西ベンガルの吟遊詩人
『バウル』の『ショッタナンド・ダス』さんと『ホリ
・ダシ』さんのライブがあり行ってまいりました。

初めて聞く『バウル』という言葉をいろいろ調べてみま
したところ検索でいろいろ出てきました。

バウルとはバングラデシュとインドの西ベンガルの農村
部に暮らす神秘的な吟遊詩人たちです。
町や村を転々として、歌い、踊ることを修行としていか
なる既成宗教やカースト制にも属さないと言われています。
バウルはユネスコの「無形人類遺産」に指定されています。

http://www.tvac.or.jp/di/13658.html
(コピペさせて頂きました。)
http://satyanandadas.blog50.fc2.com/
(ホームページです)

まず身支度しています。



織模様の入った帯のような物を肩から
斜めにかけて
綺麗なオレンジの布を手でたたんで細くして
腰に巻きつけています。
ターバンを巻き完了!!



楽器を並べています。見たことない楽器ばかりです。



まずは
ドゥギ(小さな太鼓)を又にはさみ左手でたたきながら
アノンドロホリ(小型の太鼓に弦を貼りはじ
くバウル特有の楽器)、をもって右手の人差
し指ではじき鈴を左足の親指に巻き鳴らす。
そして歌うんです。

コロタール(小さいシンバル)を奥さんの
『ホリ・ダシ』さんが鳴らします。

ドータラ(4〜5弦の小型の三味線系弦楽器)は
5弦あり3本までが奄美の三味線と調弦が一緒でした。


エクタラ(一弦琴)
これが不思議な楽器です。
小型の太鼓に線が2本張ってあり左脇に挟み
ながら線を左手でひき右手の撥で弾くのです。
引っ張り加減で音程を変えるとても難しそうな楽器でした。



最後に踊りながら
グングル(足につける鈴)を鳴らし
コンジョリ(タンバリンのような太鼓)をたたきますが
手の側面を使う不思議なたたき方です。

徐々に激しさが増しジョイジョイと掛け声が入り
次第に神社の奉納の儀式のような静かな曲調になり
頭を深々と下げて終わりました。

スゴイ!!

できることをすべてやって音楽を完成させている
といった表現の凄さを感じました。


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